きょう10月10日は記念日協会に登録されている記念日が1年の中でも特に多く、約60件が制定されている。
例を挙げると、聖武天皇のお伴で明石に赴いた山部赤人が726年10月10日マグロ漁を称えて歌を詠んだことから「まぐろの日。「1010」の「10」を右に90度倒したら目と眉の形に似ていることから「目の愛護デー」。「1010」としたとき、千と十で「銭湯の日」。以前体育の日として固定の祝日だったことにより運動時のエネルギー源として古来から餅が食べられてきたことにちなんで「おもちの日」。10と10が2つで「2(ふ)10(と)ん」で、「ふとんの日」。
そして、筆者の趣味でもある「釣りの日」もこの日。「10(とう)と10(とう)」で魚の幼児語の「とと」からの語呂合わせで制定されているそうだ。釣りを通じて自然保護への意識を高め、自然とのふれあいを大切にし、釣り文化の普及を目指すことが目的だという。
物心ついた時から祖父母と一緒に近くの川に行き、ハイ釣りから始めた。一人で過ごすのが比較的好きな性格でもあり、約50年間にわたって釣りを続けている。
釣りに関する格言も多い。中国のことわざで「1時間幸せになりたかったら、酒を飲みなさい。永遠に幸せになりたかったら釣りを覚えなさい」、ルアーメーカー創始者のへドンの名言で「釣りを知らないことは人生の半分の楽しみを知らないことだ」もあり、趣味として楽しむのはいいかもしれない。
これから野外で過ごしやすいシーズンに入り、海では「秋磯」と呼ばれ、釣りのターゲットが増える時期。日高地方は自然豊かな海や川に恵まれている。ぜひ、釣りを始めてみてはどうだろう。(雄)