川を渡る屋台の上に乗り、盛り上げる若中

 日高地方秋祭りの先陣を切って行われた2日の印南祭では、午後から名物の「川渡り」が行われた。

 本郷、宇杉、光川、東山口の印南八幡神社の氏子4組の屋台と神輿が印南川を渡る全国的にも珍しい光景。午後2時半ごろ、屋台と神輿が順番に川に入り、夏のような日差しが照りつける中、若中たちの「ソーリャ、ソーリャ」の熱気ある掛け声にあわせて屋台同士が競り合いを繰り広げた。

 川のそばには名物の光景を一目見ようと、多くの見物人やカメラマンが集結した。競り合いが終わり、屋台や神輿が川から上がってくると、見物人から大きな拍手が湧き起こっていた。