秋の花を生けた床の間の前でゆったりとお茶を味わう参加者

 御坊裏千家竹露会(楠本年美会長)の御坊市文化祭参加お茶会が29日、御坊市中央公民館和室で開かれた。

 コロナ禍のあと昨年4年ぶりに再開。今回は床の間に興国寺の絶海和尚の筆による「関一字」の掛け軸を飾り、花は矢筈ススキに明るいオレンジ色のノカンゾウ、白い清楚な秋明菊。菓子は南海堂の生菓子「初雁(はつかり)」が出された。

 楠本会長が掛け軸や茶道具の由来などについて詳しく解説。参加者はお茶をじっくり味わいながら耳を傾け、秋の一日をゆったりと優雅に楽しんでいた。