任期満了に伴うみなべ町議会議員選挙(定数12)が24日告示され、現職9人、新人3人、元職1人の計13人が立候補を届け出た。定数が14から12に削減されて初めての選挙で、1人超過の選挙戦がスタート。党派別でみると全員が無所属で、2004年の新町誕生以来、議席を守り続けてきた共産党の候補者はゼロとなった。
立候補の届け出は午前8時半から役場で受け付けられ、各陣営の運動員らが手続きを済ませた後、候補者が待つ選挙事務所へ。各候補者が出陣式で第一声を放ち、出馬の思いや町政の問題点、掲げている抱負などを集まった支持者らに訴えた。ガンバローコールなどで一致団結を図り、支持拡大を呼びかける陣営もみられた。選挙カーも街宣し、候補者の名前を連呼しながら町内各地を巡回した。
今回の町議選は山本秀平氏が町長選出馬のため引退し、1人の欠員状態から下村勤氏(81)=高野・5期=、谷本吉弘氏(66)=埴田・3期=、井口雅裕氏(70)=芝・3期=の3人、さらに共産党の池田三千留氏(63)=東吉田・2期=が引退となり、新人3人、元職1人が名乗り出た。共産党については新たな候補者を擁立することができず、新町になって初めて議席を失うことになる。