美浜町の松洋中学校で19日、京都外国語大学の学生らが講師を務め、3年生33人を対象に、ふるさと学習「美浜町からのカナダ移民」が行われた。

 国際貢献学部グローバル観光学科、河上幸子教授のゼミ生で4年の中村花純さん、中村優香さんが、日系カナダ人が第二次世界大戦中に強制収容や財産没収された歴史を解説。「私たちは将来を担う皆さんに移民の歴史と現在のつながりをテーマとした平和学習ワークショップを通し、若い世代がより一層このテーマに興味を持って理解を深めてほしいとの想いからゼミ活動を行っています。カナダ移民に暗い歴史があることを学び、継承していくことに平和学習としての大きな意義があると考えています」と呼びかけた。

 学生ほか、NPO法人日ノ岬・アメリカ村カナダミュージアム館長の三尾たかえさんが三尾の歴史やカナダとのつながりを説明。語り部ジュニア講師の柳本文弥さんが活動を紹介した。