日本バレーボール協会の全国中学生バレーボール選抜メンバーが発表され、男子30人の中に日高地方から濱口滉大選手(南部中3年)が選ばれた。10月10日から岩手県で開かれる第1次強化合宿に参加する。濱口選手は身長181㌢の長身セッターで、巧みなトスワークとブロックやサーブなど高い攻撃力を武器に日本代表12人入りを目指す。
濱口選手は南部・上南部合同チームの主将で司令塔として夏の中体連では県大会準優勝に導き、近畿大会に出場。そこでの活躍や、全国の有望選手を集めたアカデミー合宿に参加したときのプレーなどから1次合宿メンバーに選出された。
180㌢を超える長身セッターは全国でも少なく、高い位置からのトス回しが武器。南部中ではスパイカーと“二刀流”で活躍し、高さを生かしたブロック、攻撃的なサーブとオールラウンドなプレーが持ち味だ。スパイカーが打ちやすいトスを上げられるよう、積極的にコミュニケーションを取ることも心がけてきた。「もっとトスの精度を上げたい」といまも部活に参加し、技術を磨いている。憧れの選手は日本代表セッターの関田誠大選手。
1次合宿は全国の将来有望な30人が集まり、4日間トレーニングや試合を行い、来年1月の2次合宿に進む12人を選抜する。「まったく知らない選手ばかりですが、最終日にはみんなと話せるようにしっかりコミュニケーションを取り、技術も磨いてきたい。12人に選ばれるように頑張ってきます」とこぶしを握った。
南部中バレー部の玉井雄基顧問は「2次合宿に残れるように頑張ってほしい」、小学生時代の恩師、南部バレーボールスポーツ少年団の石上貴一監督は「悔いのないように頑張って、後輩たちの憧れの選手になってもらいたい」とそれぞれエールを送っている。