EⅤ充電のインフラ整備を展開するテラチャージ株式会社(本社・東京都港区)が御坊市内の公共施設に電気自動車(EⅤ)充電設備の設置を進めており、御坊総合運動公園に第1号の据え付けが完了した。
EⅤは電気を使って走る自動車で、自宅や充電スタンドの外部電源から充電。ガソリン車に比べ二酸化炭素の排出量が大幅に少なく、地球温暖化防止の切り札とも言われている。テラチャージは2022年4月からEⅤ充電の事業をスタートし、全国のマンション、自治体、商業施設への設置を進め、今年4月まで約2年間の実績は2万5000台に上る。国のクリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てんインフラ等導入促進補助金を活用し、設備代、工事、メンテナンス費用など全て負担している。
御坊市内では家電量販店や自動車関連事業所にすでにEⅤ充電設備が設置されているが、公共施設にはなく、地球温暖化防止につながるEⅤの普及に向け市が用地を無償貸与する形で協力。今後、市立体育館や市立の会館、市役所などにも設置を予定している。御坊総合運動公園では進入路左側の駐車場に6㌔㍗の普通充電設備が設置されて利用開始。2台同時に充電できる。料金は1時間550円。
市では今年3月、公用車用に初めてEⅤを導入。地球温暖化対策の会議の中ではEⅤ充電設備の増設の意見が出ていた。