小児がんを多くの人に知ってもらう啓発イベント「ゴールドセプテンバーキャンペーン」が8日、和歌山県で初めて開催される。午後5時から和歌山市の和歌山城ホールで講演などが行われる。
 9月は世界的な小児がん啓発月間で、国内各地で行事が行われている。

 「スマイルアクションin和歌山~子どもたちに必要な医療や研究に光を!~」をテーマに3部構成。第1部は午後5時から県立医科大小児科の神波信次医師が「小児がん医療を知って下さい」と題して講演、第2部は5時半から小児がんの家族の立場から体験談、第3部は6時から障害児・病弱児理解啓発チームオレンジキッズが小児がん啓発人形劇「だいじょうぶ、マイちゃん」を披露する。

 会場では小児がん治療支援のための寄付活動「レモネードスタンド」もある。参加無料で申し込みも不要。神波医師は「小児がんの発症は小児人口1万人に1人で、和歌山県下では年間20人弱。この機会に少しでも小児がん医療について理解を深めてもらいたい」と気軽な来場を呼びかけている。

 和歌山城ライトアップも キャンペーンの一環で、7日から9日までの3日間、和歌山城をライトアップする。小児がんに対する認識を高めるシンボルのゴールドリボンにちなみ、和歌山城が金色に浮かび上がる。日没から午後10時まで。