県人権啓発活動ネットワーク協議会主催、第42回県小学校人権の花運動写真コンテストの審査結果が発表され、日高地方では日高川町の江川小学校(花光英香校長、児童35人)が7年ぶりに最優秀賞に選ばれた。
児童が中心となって花壇やプランターで育てた花を競うコンテストで、花の栽培を通じて「思いやりの心」を育んでもらおうと開催。子どもたちと花が一緒に撮影された写真や栽培の取り組みなどが審査対象となる。
今回は123校から応募あり、最優秀賞10校、優秀賞40校、奨励賞73校を決めた。最優秀賞の写真10点は12月7日に有田川町きびドームで開催される人権のつどいで展示される。
江川小学校は一人一鉢運動を行っており、春と秋の年2回、児童一人ひとりが鉢に球根や苗を植えて毎朝水やりなどの世話をしているほか、上級生らを中心に花壇やプランターの花の管理も行っている。春に咲かせた花は卒業式や入学式の会場にも飾っている。今回は全校児童と咲き誇るチューリップやビオラなどを一緒に写し、「えがおの花さく江川小」の10文字を書いた用紙を児童がそれぞれ持って撮影。
花光校長は「子どもたちが大切に花を育ててくれました。来年4月の小学校統合で、江川小学校が閉校になりますが、いい記念になりました」と話していた。
本紙エリアの優秀賞と奨励賞は次の通り。
優秀賞=清川(みなべ町)、高城(同)、名田(御坊市)、志賀(日高町)、稲原(印南町)、美山(日高川町)、咲楽(田辺市龍神村)▽奨励賞=岩代(みなべ町)、上南部(同)、御坊(御坊市)、塩屋(同)、湯川(同)、野口(同)、内原(日高町)、切目(印南町)、印南(同)、上山路(田辺市龍神村)、龍神(同)