2連覇を果たした和歌山高専の井口選手㊨と初優勝の小籔選手

 第59回全国高等専門学校体育大会柔道競技が先月24、25日に北海道函館市で開かれ、男子73㌔級で和歌山高専の井口陽登選手(5年)=切目中出身=が見事2連覇を飾り、同66㌔級で同校の小籔奏大選手(5年)=松洋中出身=が初優勝した。ほか、同校の男女2人が3位に入る活躍を見せた。

 男子73㌔級は予選を勝ち抜いた16選手がトーナメントで競い、井口選手は初戦不戦勝、2回戦は東北地区代表の鶴岡高専の選手に横四方固め、準決勝戦は中国地区代表の松江高専の選手に肩固め、決勝戦は東北地区代表の福島高専の選手に肩固めでオール一本勝ち、圧倒的な強さで連覇を決めた。

 66㌔級も16選手が出場し、小籔選手は初戦で四国地区代表の阿南高専の選手に横四方固めで一本勝ちし、2回戦は東北地区代表の秋田高専の選手に延長戦突入後に横四方固めで技ありの優勢勝ち。準決勝は中国地区代表の呉高専の選手に肩固めで一本勝ちし、決勝戦は九州地区代表の北九州高専の選手に、崩れ上四方固めで一本勝ちした。

 優勝の両選手のほか、女子57㌔級で森聖愛選手(4年)=河西中出身=、男子無差別級で西川漠土選手(3年)=貝塚市立第三中出身=がそれぞれ3位に入った。