御坊市の河南中学校(佐々木建校長)は3日、マレーシアのエス・エム・クチン・ウタラ校から同年代の34人を迎え、歓迎セレモニーや交流授業等で国際交流を深めた。
コミュニケーション力の向上と言語力の育成を図る一環として、県の仲介で教育旅行に訪れたマレーシアの生徒たちと交流を行った。
歓迎セレモニーは体育館で行われ、生徒会長の山田愛佳さんが「みなさんと交流できることを楽しみにしていました」と英語で歓迎。佐々木校長とウタラ校のアリーナ校長が両校の交流の証に記念品交換と調印式を行い、河南中生による校歌斉唱、マレーシアの生徒による民族舞踊のパフォーマンス等が行われた。
交流授業は、2年生35人がグループに分かれ、マレーシアの生徒に御坊市内のお気に入りの場所を紹介。御坊市内の飲食店を笑顔いっぱいに紹介する生徒もおり、和気あいあいとした雰囲気に包まれた。日常の話題をテーマとしたすごろくでは、元気のよいじゃんけんの掛け声からはじまり、生徒たちは授業で学んだ英語とジェスチャーを使って親睦を深めた。日本の伝統文化である折り紙で折り鶴も折り、交流を楽しんだ。
山本優珠さんは「交流授業を楽しみにしていました。いざ話すと緊張で話せない時もありましたが、話しかけてくれた時はうれしかった」と話した。マレーシアの生徒は「ここにこられてうれしい。日本の授業等に興味があります」と笑顔を見せていた。