突然生えた 「幸運のキノコ」

 日高町の女性宅の花壇で、ちょっと珍しい「幸運のキノコ」が見つかった。
 8月下旬の朝、花壇に水をやろうとすると、ストレリチア(極楽鳥花)の根元に見慣れない黄色っぽいキノコが生えていた。

 高さ12㌢ほどの1本は傘が開いており、そのそばに3㌢ほどの小さなキノコが20本ほどびっしり。インターネットで調べてみると、「幸運のキノコ」と呼ばれるコガネキヌカラカサタケだった。女性が夕方帰宅した時には傘がしぼみ、翌日には溶けてしまったという。
 県立自然博物館によると「元々は熱帯に多いキノコですが、地球温暖化とともに日本にも定着しつつあるようです。最近はそれほど珍しいキノコではなくなりましたが、発生から短期間しか見られないため『幸運のキノコ』と呼ばれます」とのこと。

 女性は「わずかな時間しか見られない『幸運のキノコ』を見ることができて、ラッキーでした」と喜んでいる。