自分でトッピングして窯で焼き上げたピザを手に笑顔の参加者

 日高町志賀の浄土真宗本願寺派妙願寺(楠原晃紹住職)に24、25の2日間、大阪市の「にしなり☆こども食堂」を利用する子どもたちが訪れ、宿泊や自然豊かな環境での体験を楽しんだ。
 お寺の宿泊体験として昨年、同寺が初めて受け入れ、今年が2回目。

 今年は幼児や小学生ら34人が参加した。方杭の海や近くの川で水遊び、寺近くで飼育しているヤギとのふれあい、境内ではスイカ割りやバーベキュー、ピザ窯で自分で好きにトッピングしたピザを焼いて食べるなど、田舎ならではの自然体験を満喫。カラフルな紙でハスを作るハスワークも行い、思い思いの工作を楽しんでいた。寝泊まりは本堂で行い、非日常体験に子どもたちは「海水浴などめっちゃ楽しかった」と笑顔があふれていた。

 楠原さんは「過疎が進む地域で、2日間ですが子どもたちの歓声が響きわたり、少しでも活性化につながったならうれしい。これからも続けていければ」と話していた。