「ご協力お願いします」 不要な食料品等の提供を呼びかける日高川町社協職員

 日高川町社会福祉協議会は今年度の新事業として、家庭で消費しきれない食品を集め、支援が必要な個人や団体に届けるフードドライブ活動を推進。土生の川辺事務所では、食料品等を集めるボックスを設置して協力を呼びかけている。

 フードドライブの活動は、食品ロスの削減と一時的な生活上の困難に直面している人らの支援が目的。募集しているのは、賞味期限が寄付から3カ月以上あり、未開封で安全が確保されている食品等。すでにサバ缶、レトルト食品、そうめん、菓子、ジュースやカレールー等が集まっており、町防災センターからは炊飯不要のアルファ米等が提供されている。

 善意で寄付された食品は町社協を通じてフードバンクに受け渡され、生活困窮者や福祉団体、こども食堂に寄贈。町内に支給希望者がいる場合は町社協から提供される。

 川辺事務所まで持ち込めない場合は、職員が取りに行く。中津事務所、美山事務所にもボックスを設置している。

 同社協の上垣内大貴さんは「フードドライブは、『もったいない』を『ありがとう』に変える活動。一人ひとりの気持ちが助け合いにつながります」と協力を呼びかけている。

 フードドライブに関する問い合わせは社協川辺事務所℡0738―22―5452。