学校の夏休みの宿題や受験勉強でつまずいている小中高生をサポートしようと、印南町の商店街にある和歌山高専生の学生寮「鰤耀(ぶりき)」で20日、苦手克服のための学習会が開かれる。困っている小中高生らの助けになればと、高専生の寮生たちが自ら企画。ボランティアで勉強を教える。
鰤耀は、同町のカワバタファームが今春から運営している学生寮。現在、5人の高専生が入居している。地域の人から「子どもの勉強を教えてほしい」という要望を受け、今回初めて企画した。当日は周辺に住む高専生も加わり、6人体制で参加者の勉強をサポートする。
対象は地元の小・中・高校生までで、受験生も参加OK。定員は10人程度で、宿題や問題集などを持参してもらい、1人につき約60分間の個別指導を行う。時間内に終わらなければ、後日フォローも行っていく。
寮生たちの得意科目は、数学や理科などの理系科目。小中学校の数学と理科なら全般的に対応できるという。高校の数学、理科、化学も問題集の回答があれば対応可能で、問題の解き方や考え方、早く解けるコツなどを伝授する。高校英語の場合は事前に相談してほしいとのこと。「分からないことも丁寧に教えたいと思いますので、気軽に参加してもらいたいです」と話している。
開催時間は午後3時から6時まで。場所は印南町商店街のヘアーサロンニシヤマの向かいにある。問い合わせはカワバタファームの川端さん℡090―3722―3985。