印南町議会文教厚生常任委員会(中島洋委員長)は7日、整備・改良工事が完了した御坊広域清掃センター(御坊市名田町)のマテリアルリサイクル推進施設とごみ焼却施設を視察した。
両施設は処理能力の復元と延命を図る目的で、総事業約50億円をかけて工事が行われ、マテリアルリサイクル推進施設は昨年1月から、ごみ焼却施設は今年4月から供用がスタートしている。
運営の御坊広域行政事務組合を構成する印南町も、排出するごみの量に応じて負担金を支出しており、視察には日裏勝己町長、堀口晴生議長、脇谷宗男副町長も参加。廃プラスチックを再利用するマテリアルリサイクル推進施設では、選別されたプラスチックが破砕される様子や圧縮梱包機でまとめられて資源化される様子を見学。ごみ焼却施設では持ち込まれたごみが破砕され、焼却炉へ送り込まれる流れを見学した。
議員らは、組合の西通世管理課長から工事の概要や改良点について説明を受け、「資源の買い取り業者が増える可能性はあるか」「二酸化炭素の削減割合は増えているのか」「雨水の利用についてはどうしているのか」などと質問していた。