男性が運転する乗用車が道路脇の花壇にぶつかり、その先の山に突っ込んだ現場(御坊市藤田町吉田地内の市道)

 7日昼、御坊市藤田町吉田地内の市道で乗用車が山に突っ込む単独事故があり、運転していた60代の男性が死亡した。

 亡くなったのは、有田川町中井原の農業の男性(65)。現場は日高川町千津川との境界近くの長岡橋から西約100㍍で、午後2時48分ごろ、市道を西向きに進んでいた乗用車が道路左脇の花壇にぶつかり、さらに約15㍍先の斜面に衝突。車は大破し、その下を流れる水路をまたぐように停止した。

 前を走っていた車の人から通報があり、御坊市消防が車内に閉じ込められていた男性を救出。意識不明の重体で御坊市内の病院に救急搬送されたが、約2時間半後の5時11分に重症頭部外傷で死亡が確認された。

 事故があった現場は千津川地内の県道玄子小松原線を西向きに進み、市道に入って右カーブに差し掛かるところ。乗用車に同乗者はなかった。同署はドライブレコーダーの映像を解析するなどし、当時の状況や事故の原因を調べている。