
御坊市の紀央館高校グラウンドで31日、中学3年生を対象にした硬式野球の体験会が開かれた。
野球の普及、振興や育成、けが防止の行動計画を掲げる「日本高校野球連盟200年構想」の取り組み。日高地方の10校から合わせて26人が参加し、紀央館の1、2年生部員18人とともに硬式球で練習した。
アップやキャッチボールの後、打撃、守備、投球のグループに分かれて体験。マシンやティー打撃で快音を響かせたり、ノックで捕球、投球では捕手を座らせ、力のある球を投げ込んだりしていた。
高校生は硬式野球の魅力を伝えようと、積極的にコミュニケーションをとり、「ナイスバッティング」「ナイスボール」と盛り上げながら、時折アドバイス。「高校でも野球を続けるつもり」という丹生中の柏木仁君は「硬式球は本格的には初めて。楽しいです」と笑顔を見せ、中学軟式野球部出身で投球練習を見ていた紀央館2年の吉田悠悟君は「いい球を投げていました。いろんなことが起こるのが野球の楽しさ。高校でも続けてほしい」と話していた。