海上保安協力員として長年海の防犯や環境保全に貢献している紀州日高漁業協同組合の松村德夫組合長に５日、海上保安庁長官感謝状が贈られた。
松村組合長は２００９年４月から海上保安協会委嘱の海上保安協力員に任命。１５年にわたって漁協組合員と協力して沿岸部でのトコブシやイセエビ等の密漁、油流出や廃棄物投棄の防止と早期発見など環境保全活動に尽力していることが高く評価された。
田辺海上保安部で伝達式が行われ、杉山陽二郎部長は松村さんに感謝状を手渡し、「私たちだけではすべての沿岸を監視するのは難しい中、組合員とともに目を光らせていただき、感謝の言葉しかありません」とねぎらった。
松村組合長は「密漁は依然としてなくならない。これからも続けていきたい」と話していた。
