今年度国民スポーツ大会(10月5日から佐賀県、国体から名称変更)の少年女子サッカー県代表チームに、日高地方から唯一、海南FCシャウトに所属する御坊市の玉置奈央選手(大成中3年)が選出された。ドリブル突破が持ち味で、県代表ではFWとして得点に絡むプレーをして、近畿予選(17、18日上富田町)通過で本戦出場を目指す。
今年2月から数回にわたる選考会で、トレーニングやゲームでの動きをチェック。6月以降は徐々にメンバーが絞られ、最終的にU16(高校2年から中学3年)の20人が選出された。
玉置選手はシャウトでは左サイドハーフで、積極的な攻撃参加と固い守備力を誇る中心選手。ドリブルでの突破力が買われて県選抜ではフォワードとしてゴールを狙う。大成中では陸上部にも所属しており、800㍍や駅伝の選手として活躍中。培った抜群のスタミナでサッカーのフィールドでも走り回って前線からプレッシャーをかけられるのが魅力だ。トラップとパスが課題と自己分析し、精力的に練習に励んでいる。
身長162㌢。兄の影響で幼稚園年長からダンシーマでサッカーを始め、中学では女子チームのシャウトに入部し、技術を磨いている。憧れの選手は元ブラジル代表のロナウジーニョ。
県代表ではすでに練習試合等に参加しており、アシストやゴールを決めている。本戦に出場するためには近畿予選を勝ち抜かなければならず、予選リーグでは滋賀、大阪との対戦が決まっている。「相手は強いですが、前線からボールを奪いにいって、ゴールを決めたい。近畿予選を通過できるように頑張る」とこぶしを握った。