御坊税務署でのインタビューで 「税務行政は信頼が全て」 と抱負を語る小竹署長

 新しく御坊税務署長に就任した小竹(こたけ)義範氏(49)が31日会見し、抱負を語った。

 大阪市旭区出身で、1998年4月に採用され、京都市の下京税務署で4年間勤務した後、財務省主税局に22年間出向。税制改革の企画立案等に携わり、総務課主税調査官から、7月10日付の異動で御坊税務署に着任した。

 23年ぶりの税務署勤務。「税務行政は信頼が全て。窓口対応をはじめ、広報や租税教室を含め、納税者の信頼に応えられる税務署として、初心に帰って仕事がしたい」と力を込め、社会や国税のデジタル化について「納税者にもメリットがあるので、行政と民間が手を取り合って進めていきたい。デジタル化はとっかかりが難しいところがあるので、初めのきっかけづくりをお手伝いできたら」と話した。

 仕事はコミュニケーションを大切にしており、「職員同士でコミュニケーションがとれる職場にしたい。意思疎通を図ることで、アイデアや新しいことも生まれる。職場だけでなく納税者や関係団体の皆さんともコミュニケーションをとりたいですね」。御坊・日高について「人が温かい印象。道成寺やみちしおの湯には行ってきました。趣味はマンドリン。海が近いので釣りに挑戦し、クエも食べてみたい」と笑顔を見せた。