智弁和歌山の記録員を務めた長濵心夢(ここむ)君(3年・由良中出身・紀州由良リトルシニアOB)。ベンチから人一倍大きな声を出し、優勝が決まった瞬間は、うれし涙を流して喜びを爆発させた。
強豪の智弁和歌山入学後、内野手としてプレーしていたが、今年に入り、「プレーヤーの裏方としての方がチームの力になれる」と中谷仁監督に直訴。その後、マネジャーとしてチームを支え、今大会は記録員としてベンチでサポートした。
試合中は仲間の一挙手一投足に気を配りながら、大きな声でチームを盛り上げ、選手たちを鼓舞。「結果としてチームにいいものをもたらしてくれると信じ、とにかく必要なことを全力でやろうと心がけています」と爽やかに話し、優勝に「甲子園に連れて行ってくれるみんなに感謝しかないです。甲子園では部員37人全員、そして応援団や全校生徒で日本一を獲りにいきたい」と笑顔を見せた。