第106回全国高校野球選手権和歌山大会の決勝が29日、和歌山市の紀三井寺球場で行われ、智弁和歌山が4―2で近大新宮を下し、2年ぶり27度目の優勝を決めた。
先手を取ったのは智弁和歌山で、6回まで散発の2安打に抑えられていたが、1死から高桑が右中間へ二塁打、松嶋が均衡を破る左前打で先制。7回も安打と四球で2死一、二塁とし、高桑が左前適時打で2点目を奪った。8回にも1死一、三塁から山田の右翼前に落ちる適時打、福本の犠飛でこの回2点を追加した。
近大新宮は最終の9回、2死から3連続安打で満塁とし、敵失で2点を奪ったが、後続が倒れてゲームセット。近大新宮は初めて決勝に駒を進めたが、甲子園まであと一歩届かなかった。