26日に京都市消防活動総合センターで開かれる第52回消防救助技術東近畿地区指導会の水上技術訓練に、御坊市消防チームが出場し、訓練披露を行う。
指導会では全国大会出場をかけての陸上3種目、水上7種目と陸上、水上各1チームによる技術訓練の披露が行われる。
御坊市消防チームのメンバーは西貴生、山下喬生の各司令補、向井清陽、岡謙介、古田勝也、千道裕介、玉井秀和の各士長、泉口和輝、矢野嗣恩の各副士長。潜水隊4人、陸上隊2人、要救助者、水中安全管理者、ナレーション各1人の計9人で、釣り人が防波堤から沖約50㍍付近に男性が浮いているのを見つけ、通報によって現場到着した潜水隊のうち2人が即座に救出に向かう。男性救出後、もう1人沈んでいるのを聴取、ボンベを装着した2人が潜降し、周囲を検索。発見できなかったため、残りの2人もボンベを装着し、計4人の環状検索で要救助者を発見するという技術訓練を披露する。
出場に向けて訓練は5月下旬に開始し、和歌山市の県消防学校や御坊小学校のプールで多いときに週2、3回実施。本番2日前の24日、御坊小で最後の訓練に取り組み、隊長を務める西司令補は「落ち着いて安全管理をしっかりし、迅速で的確な救出活動ができるよう、訓練の成果を十二分に発揮したい」と話していた。