第106回全国高校野球選手権和歌山大会は22、23日、3回戦5試合が行われ、22日に登場した南部は海南に4―5で惜敗。23日は和歌山南陵が智辯和歌山に0―7(7回コールド)で敗れ、準々決勝進出はならなかった。

南部
100003000  4
202000001× 5
海南

 南部は初回、塩路、白石の連続安打などで1死二、三塁とし、植の犠飛で先制したが、その裏に2点を奪われ逆転され、さらに3回にも2点を追加された。1―4で迎えた6回、大﨑、塩路が出塁し、白石、植の連続適時打で3―4と1点差に詰め寄り、なおも1死一、三塁から檜皮の中越え二塁打で同点とした。4回から2番手でマウンドに上がった植は走者を出しながらも要所を締めて好投。8回まで無得点に抑えていたが、9回に2四球など1死二、三塁のピンチを迎え、犠飛を打たれてサヨナラ負けとなった。

和歌山南陵
  0000000 0
  020050 ×  7
智弁和歌山

 南陵の主戦松下は140㌔台の直球とキレのある変化球で初回は3者凡退に打ち取ったが、2回1死一塁から左越え二塁打を打たれ、守備が乱れる間に打者まで生還して2点を先制された。5回にも本塁打を含む長短5安打を浴び、大量5失点で0―7とリードを広げられた。南陵は5回、2死二、三塁の好機をつくったが、後続が倒れて無得点。7回で7点差となり、コールドゲームが成立し、強豪智弁和歌山の前に涙をのんだ。