みなべ町西本庄の須賀神社(前芝弘知宮司)で、田辺市龍神村柳瀬のチェーンソーアート元世界チャンピンの城所ケイジさん(57)が、樹齢約300年のスギの大木を使って龍のオブジェ制作を手がけている。
同社の駐車場整備工事で一の鳥居に近くの用地(約1000平方㍍)を造成する際、スギやヒノキが切り出され、その中で一番大きかったスギの木を使用。作業は今月初めから開始し、長さ3㍍の丸太に前方で蜷局(とぐろ)を巻いている迫力のある龍(全長6㍍)を制作している。彫刻はほぼ完成し、今後は色付けなどを中心に行われる。龍は秋に完成予定の駐車場のオブジェとして設置される。
前芝宮司(48)は「スギの大木が龍に形を変えて地域を見守ってくれることと思います」、城所さんは「参拝に訪れたときは龍の彫刻も見学してください」と話している。
作業時間は基本的に午前10時から午後3時半ごろまで。自由に見学でき、問い合わせは須賀神社℡0739―74―2204。