国際野球大会、第31回ハーレムベースボールウィークの決勝戦が20日、オランダで行われ、日高川町山野出身の西川史礁選手(21)=青山学院大4年=がメンバー入りする侍ジャパン大学日本代表が米国を10―4で下し、2018年以来2大会ぶり5度目の優勝を決めた。西川選手も適時打を放つなど活躍した。
大会には日本、アメリカ、チャイニーズ・タイペイ、オランダ、イタリア、スペインの6つの国と地域が出場。日本は総当たりのオープンラウンドを5戦全勝、準決勝でチャイニーズ・タイペイを8―0で下した。
決勝は日本が初回に3点を先制したが、2回と5回に2点ずつ失い逆転され、3―4で迎えた6回、6点の大量得点を奪って再逆転。8回にはダメ押しとなる追加点を入れた。西川選手も2番・左翼で出場し、6回1死一、二塁から右前に適時打を放った。
今大会はチームでただ1人、全7試合に先発フル出場。30打数9安打(打率3割)、5打点と大活躍だった。
日本代表は今月6日から10日までチェコで行われたプラハベースボールウィークに続く優勝。西川選手は2大会全11試合で安打を放ち、通算成績は48打数17安打(3割5分4厘)、10打点、本塁打1本、三塁打2本、二塁打3本で、打点と安打数はチームトップ、2盗塁も記録した。
西川選手は「優勝できてとてもうれしいです。個人としても結果を出すことができ、この大会での経験を今後に生かして頑張ります」と笑顔を見せた。