太陽の周りの幻日とハロが同時に出現=7日午前6時29分、北塩屋海岸で和田さん撮影=

 7日朝、御坊市北塩屋の海岸から、太陽の周りに2種類の気象光学現象が出現した様子が、写真に収められた。

 一つはハロ、または暈(かさ)、日暈(ひがさ)と呼ばれる虹色現象で、通常の虹とは違い、上空の薄雲を構成する氷の粒によって太陽光が曲げられ、光の強い部分が輪っか状に見える。もう一つは空気中の小さな氷の粒によって屈折されてできる幻日と呼ばれる現象で、朝日や夕日の両脇に出現。2つの気象光学現象が同時に観察できるのは珍しいという。

 気象現象に興味があり、民間気象情報会社ウェザーニュースにも写真を投稿している和田信幸さん(54)が7日午前6時29分に撮影。「私自身も2つ同時を見るのは初めて」と話していた。この日の虹色現象は西日本や東海の地域で観測されている。