国際野球大会、第43回プラハベースボールウィークが6日、チェコで開幕。日高川町出身で青山学院4年の西川史礁選手がメンバー入りする日本大学代表の侍ジャパンは初戦(6日)のドイツを7―3、2戦目(7日)のチャイニーズ・タイペイを3―2で下し、2連勝を飾った。西川選手は2試合連続でMVPを獲得する活躍を見せた。
大会には日本、チャイニーズ・タイペイ、チェコ、ドイツ、オーストリア、ギリシャ、ハンガリー、スロバキア、リトアニアの9カ国が出場。
西川選手は1、2戦とも2番・左翼で先発フル出場。ドイツ戦では初回の初打席で無死一塁から左翼スタンドに放り込む先制の2点本塁打を放ち、日本に勢いをつけた。3―2で迎えた5回には無死一、三塁から遊ゴロ併殺に倒れたが、その間に三塁走者がかえって1点。6回にも1死三塁からの遊ゴロで、三塁走者が本塁を踏んで追加点となった。
チャイニーズ・タイペイ戦では1―0の3回、2死から左翼線の二塁打で出塁し、続く渡部の遊ゴロ失策の間に二塁から一気に本塁を奪って2―0とリードを広げた。
西川選手はドイツ戦の本塁打に関し、「甘く入ったカットボールをうまく捉えることができました」と笑顔を見せた。日本代表は現地時間の8日、チェコと対戦する。