大阪の四天王寺の松堂画伯の墓の前で(左から)桝谷さん夫婦、脇谷副町長、日裏町長、坂下会長

 印南町文化協会(坂下緋美会長)は先月28日、同町出身の日本画家、湯川松堂(1868~1955)に関する現地学習を行い、松堂画伯の墓がある大阪の四天王寺や堺市を訪ねた。

 町は今年4月、松堂画伯の掛け軸を寄贈した孫の桝谷耕二さん=堺市在住=に町長感謝状を贈呈。現地学習には日裏勝己町長と脇谷宗男副町長も参加し、松堂画伯のゆかりの地を巡った。

 堺市では、桝谷さんが所蔵する松堂画伯の絵画約80点を鑑賞。屏風の大作から掛け軸まであり、会員らは松堂画伯が80歳まで絵を描き続けていたことを知り感銘を受けた。

 四天王寺では、英霊堂にある松堂画伯の「雲龍図」の天井画を鑑賞。英霊堂裏側にある松堂画伯の墓にも皆で参拝した。

 日裏町長は「松堂画伯の立派な絵画に圧倒され、あらためてその偉大さに気づかされた」と話していた。