一日はあっという間だ。勤め人だと昼間は仕事をし、夕方に帰宅しても、各々しなければならないこと(家事や勉強など)が待っている。勤め人でなくても、子育て中の親や繁忙期の自営業の人なども日々を忙しなく過ごしている。自分の自由な時間が後回しになり、つい夜更かししてしまうこともあるのではないか。
そのような現象は、「リベンジ夜更かし」と言われる。日々の仕事や生活に追われ、昼間に自由な時間を取れなかったことで、深夜に自由な時間を取ろうと〝リベンジ〟するという意味。研究も進んでおり、①夜更かしで睡眠が短くなっている②病気や騒音などの理由ではなく自分の意思で夜更かししている③夜更かしが悪いと知っていて起きている――などの定義があるようだ。
リベンジ夜更かしを続けると、もちろん睡眠時間が削れて疲労につながり、身体に悪影響をもたらす。今の時期は日も長いため日中の作業が長くなりがちで、夜更かしもついついしてしまいがち。どうすれば対処できるのだろう。
いろいろ調べてみると、①だらだらする時間を取る②やるべきことの中にやらなくていいことを見つける③1日のやりたいことリストをつくる――などが改善につながるそうだ。
①は、「何も考えない時間」を取ること。テレビをぼーっと見たり、YouTubeを見たりしてゆったりする時間も必要。②は、やるべきことの中から緊急度の低いことを敢えて除く。例えば勉強は短期的な影響はないので、1日くらいサボってもいいかなと思うことなど。③はすることを見える化することで日中に自分がちゃんと行動していたことを実感できる。夜更かしに悩む方、実践してみては。(鞘)