「次の中体連でも全国大会で活躍したい」と田野主将(前列左から2人目)ら南部中女子剣道部部員

 全国から剣道の強豪中学が集まる「2024年度義の心中学生剣道大会」が先月29日、新潟県上越市の謙信公武道館で開かれ、女子の部で南部が優勝した。南部は全国各地の大会で好成績を収めており、メンバーは「来週開かれる中体連の大会でも、自分たちの力を発揮して、全国大会で活躍できるように頑張りたい」と意気込んでいる。

 大会は新潟県中学校体育連盟主催。大会名は戦国時代に新潟県を治めた上杉謙信公が重んじた思想「義の心」から。女子の部は全国から招待された強豪16校が参加。県内からは南部と西和(和歌山市)が参加した。

 試合は4チームずつに分かれたリーグ戦と参加全校のトーナメントで行われた。南部はリーグ戦で呉羽(富山)を2―1、東海大浦安(千葉)を2―0、ザべリオ(福島)を4―0でそれぞれ下し、1位で通過。決勝トーナメントでは1回戦で秋田北(秋田)に2―1、2回戦で秋多(東京)に3―0、準決勝で川中島(長野)に4―0で勝利し、決勝は秋の新人戦の近畿大会で負けているライバル校の鯰江(大阪)を2―1の接戦で下して優勝を果たした。

 主将の田野莉加さん(3年)は「出場校はみんな強い学校で、メンバー一人ひとりがつないで優勝することができました」と振り返り、「この結果に満足することなく、夏の中体連に向けて練習を頑張りたい」と話した。顧問の荒堀浩明教諭は「メンバー全員努力家で、人に対する感謝の気持ちもあり、それが強さにつながっている。3年生は最後の大会になるが、人として大きくなって終わってほしいと思います」と期待する。

 大会出場メンバーは次の皆さん。

 田野莉加、宮本凉、清水奈波、曽輪美羽花、河田舞耶、泰地芽愛