日高広域消防本部は25日、日高町の小浦漁港で水難救助訓練を実施した。
釣り人が転落し、助けようとした別の釣り人も溺れたとして、浮いている人、沈んだ人の両方を想定。海に浮いている要救助者の救助では、先着の本署陸上隊がロープや浮き輪を飛ばす救命索発射銃を放つと同時に、隊員が飛び込み泳いで向かい、防波堤に引き寄せ担架で引き揚げた。その後、到着した潜水隊が沈んだ人を捜索。救命艇に乗せて防波堤に助け出した。
要救助者役の隊員に声をかけながら、隊員同士や各隊間で連携をとり、本番さながらに活動。訓練を見守っていた尾﨑行雄署長は「潜水隊が到着するまでの本署隊のみによる要救助者の救出方法や陸上隊としての潜水隊との連携の取り方が再確認できたと思う」と話していた。26日にも同様の訓練を行った。