2024年度第1回市民教養講座が29日、御坊市民文化会館大ホールで開講。テレビでおなじみの気象予報士・防災士、正木明さんが「自然災害から自分の身を守るには」をテーマに天気予報の正しい使い方や災害時の心得など分かりやすく話した。

 朝日放送テレビの「おはよう朝日です」で長年お天気キャスターを務める正木さんは「関西の空を見続けて34年目です」と話し、講演に先立って、天気図を映しながら当日の御坊市の天気予報を実演。「実感として、天気が昔とは確実に変わってきている。気温の上昇もそうだし、線状降水帯は昔もあったが今は頻度がまったく違う。天気予報は昔は生活情報だったが、今は命を守るための情報」と天気予報の重要性を説明した。また、災害時の「自助・共助・公助」で「まず自助を確立させ、共助でなんとかつないで公助を待つ」と、まず自分の命を自分で守ることの大切さについて、東日本大震災で父親が海沿いの保育園へ車で子どもを迎えに行き、子どもは高台へ避難して無事だったが父は車が津波に飲まれて亡くなったという悲しい事例を挙げながら「普段から園の災害時の対応などを知っておき、信じることができていれば家族皆が自分の命を守り、あとで落ち合うことができる」など災害時の心得を訴え、ハザードマップで自分の家を確認して印をつけること、自分なりに普段から避難路などを調べ側溝の位置なども把握して「マイマップ」を作ることなど助言した。