一緒に願いを書いた短冊を取り付ける米国人学生と中津小の児童

 日高川町の中津小学校(木寺知江美校長)に27日、児童たちが手紙で文通している米国テキサス州のウッドランズハイスクールの中高生16人(研修団)が来校した。両校の子どもたちは初めての対面で、日本文化などを紹介しながら交流を楽しんだ。

 同校の阪本美和教諭が中津中学校に赴任していた2012年、ALT(外国人指導助手)を通じて紹介された同ハイスクールの教諭エリザベスさんとの交流が始まったのがきっかけ。中津中でも同校と手紙のやり取りが行われ、14年と15年に米国から学生が来日していた。その後、阪本教諭は中津小へ転勤となり、同校でも文通による交流が引き継がれ、5、6年生25人が年始やバレンタインデーなど年に3、4回、手紙を交換していた。

 この日、全校児童50人が、訪れた米国人学生と交流。体育館で全校集会が開かれ、児童会長の小瀬陽香さん(6年)が「ようこそ中津へ。いろんな活動を企画してますので、一緒に楽しみましょう」と英語であいさつして歓迎した。七夕集会が催され、児童が七夕の由来を英語で説明。米国の学生と一緒に短冊に願いを書いて笹に飾り付けた。書道体験、折り紙なども一緒に楽しんだ。吉谷心花さん(6年)は「文通していたアメリカの友達に会えてうれしいです。もっと仲良くなりたい」と話していた。