第71回近畿高校バスケットボール大会が21日から23日まで、和歌山ビッグホエールなどで開かれ、男子の部で和歌山1位代表の和歌山南陵が3位に入賞した。
男女それぞれ近畿2府4県の代表合わせて28チームがトーナメントで熱戦を展開。男子の和歌山南陵は1回戦で神戸科学技術(兵庫5位)を86―57、2回戦で近大附(大阪2位)を87―51、準々決勝で洛南(京都3位)を61―58で下し、準決勝で東山(同1位)に58―100で敗れたが、部員6人だけのなか健闘をみせた。
オフェンスはアリュウ・イドリス・アブバカ選手がインサイドを制し、チーム全体で取り組んでいる3点シュートが成功。ディフェンスはマンツーマンとゾーンを使い分け、相手に簡単にシュートを打たせないよう1対1でしっかり守った。
洛南戦は第3クオーター(Q)終了時での10点ビハインドを最終第4Qで逆転。リードされても焦らず、自分たちのバスケを貫いて強豪を撃破した。
和中裕輔コーチは「東山との対戦で日本一のレベルを知れたのをはじめ、学ぶところが多い公式戦でいい経験になった」。インターハイ(8月3日~福岡県)へ「この経験を糧にベスト8を目指したい。もう一段階ギアを上げ、攻守ともレベルアップしたい」と話していた。