ハス池公園のあずまやで幽玄の音色を響かせる御坊楽所和雅楽

 御坊市藤田町北吉田のハス池公園「舞妃蓮の郷」で23日、NPO法人北吉田蓮の郷主催の第6回古典芸能の夕べが開かれ、あいにくの雨も多くの人が来場した。

 池中央のあずまや「荷風亭」を舞台に、美浜友遊くらぶが銭太鼓で「道成寺てまり唄」、御坊楽所和雅楽が雅楽で「平調の音取」、関西を中心に活動するねじまき姉妹が箏&フルートで「涙そうそう」などを披露。ハス池は昨年、土を入れ替え、今年春からの低温の影響もあって水面にまばらにハスの葉が広がり、蕾もほぼ開花していない状況だったが、かがり火が揺れる幻想的な雰囲気の中、幽玄の音色で魅了した。

 道成寺の小野俊成院主も、「蓮は又咲く」をテーマに法話した。