みなべ町東本庄、梅加工業の株式会社東農園(東善章社長)で12日、梅に感謝する収穫祭「黄梅祭(こうばいさい)」が行われた。
天神祭で有名な大阪天満宮の宮司や巫女らが訪れ、同社敷地内の施設や東本庄地内の畑ヶ谷パイロット内にある同神社の「御神園」で神事を執り行った。東社長は「今年は不作で大変厳しい状況ですが、一粒一粒を大事にし、しっかりとお客様にお届けしたい」と話していた。
東農園と大阪天満宮のつながりは、40年ほど前に東農園が南高梅の木を寄贈したのがきっかけ。その後、同神社で収穫した梅の実を東農園が加工し、「幸うめ」として大阪天満宮の参拝者に配られている。
11日には、高城の西又パイロットにある熊野本宮大社の御神園でも神事が行われた。