来年4月、県内の8JAを一つにする合併の契約調印式が4日、和歌山市のホテルアバローム紀の国で行われ、それぞれの組合長が署名した。22日には各JAが一斉に総代会を開き、契約書や経営計画書の承認を決議する。
紀州、わかやま、ながみね、紀の里、紀北川上、ありだ、紀南、みくまのの各農業協同組合が合併し、新JA「和歌山県農業協同組合」の誕生を目指す。県内のJAが一つの組織となるのは全国で7番目で、組合員数は全国で3番目の約19万2000人。機能や業務の合理化や効率化をはかり、強固な経営基盤を確立させる。
JA紀州の組織は地域本部となるが、農家の出荷体制などは基本的に変わらない。