6月6日の梅の日を全国的に知ってもらおうと、みなべ・田辺地域の梅干し組合青年部「若梅会」が、6日当日にSNSで「#梅の日」の投稿の一斉発信を呼びかけている。Ⅹ(旧ツイッター)では、その日に注目されている話題を表す〝トレンド入り〟を目指す。
梅の日は室町時代の1545年の同日、京都・賀茂神社の例祭(現在の葵祭)で後奈良天皇が梅を献上したという故事に由来。紀州梅の会が日本記念日協会に申請し、2006年に登録された。
若梅会では、梅の日を浸透させようと約3年前から広報活動を実施。今年は主にSNS上で発信を呼びかけ、全国各地で話題になることを狙う。
参加方法はX、インスタグラム、ティックトック、フェイスブックなど何でもOK。梅料理や梅の収穫風景など、梅に関する写真をアップし「#(ハッシュタグ)」を付け「#梅の日」のキーワードと一緒に投稿すればよい。写真がなければ、若梅会のインスタアカウント「梅活(@umekatsu365)」の投稿をシェアしたり、梅の日のポスター写真をダウンロードして投稿することも可能。
このほか、6日当日は若梅会のメンバーが東京の新橋SL広場、渋谷郵便局前などで個包装の梅干し6000個を配布する。2個セットになっており、うち1個は家族や友人に渡してもらうよう呼びかけ、「大切な人に梅を贈る文化」を広めたいとしている。
若梅会の横山誉士副会長(45)、生田富哉さん(44)は「梅の日の認知を高めるには、地域の皆さんが少しでも関わってくれることが大切だと思っています。ぜひ一緒に発信し、全国に広げていきましょう」とPRしている。