団体3位の拓殖大(後列左が井ノ上選手)

 第60回記念全国選抜大学・実業団対抗相撲和歌山大会が26日、和歌山市の県営相撲競技場で開かれ、団体戦で御坊市出身の井ノ上豪志選手がメンバーの拓殖大が3位入賞した。

 団体戦は、全国から選抜された大学生10、実業団10の20チームが参加。予選3回戦を行い、各上位8チームが決勝トーナメントで争った。

 団体は3人制で、拓殖大は予選でアイシン軽金属を2―1、日大職員を2―1、クリエイトを3―0で下して決勝トーナメントに進出。準々決勝はアイシンを2―1で下したが、準決勝で日体大に0―3で敗れた。野口小、箕島中、箕島高出身の3年生井ノ上選手は予選で2勝を挙げ、入賞に貢献した。県勢では、和歌山県庁が同じく3位入賞した。

 個人戦は93人がトーナメントで試合を行った。日高地方勢では、拓殖大の前田哉選手(名田小、箕島中、箕島高出身)のベスト32が最高。1回戦で実業団の選手をはたき込み、2回戦で大学生を押し倒しで下したが、3回戦では優勝した同じ拓殖大の五島雅治選手(箕島高出身)に押し出しで敗れた。中本樹志選手(衣奈小、箕島中、箕島高出身)は1回戦で実業団の選手を突き出しで破ったが、2回戦で大学生に敗退。井ノ上選手は1回戦で実業団の選手に敗れた。