
文科省が進める中学生のクラブ活動地域移行にあわせ、御坊市で中学生向けのソフトテニスクラブ、ふれあいクラブ(丸山信仁代表)が発足。毎週1回、御坊市立体育館で練習を行っている。
部活動の地域移行は、これまで中学校などの教員が担ってきた部活動の指導を、地域のクラブ・団体などに移行し、教員の負担軽減を図ることを目的として、現在、国が方針を示して進めている。
ふれあいクラブは以前から幅広い年齢向けのクラブとしても活動しているが、中学校体育連盟(中体連)に登録し、中学生の部活動を行う体制を整えた。練習は毎週金曜の午後6時から8時まで市立体育館で行っており、現在は湯川や大成、御坊などの中学生が学校の部活に加えて練習している。
代表で指導を行う丸山さんは、小学生のジュニアチームの監督を務めた経験があり、インターハイ優勝、国体優勝選手も輩出してきた。「ソフトテニスは、1947年に故小竹敏夫さんが全国で活躍して以来、日高地方で盛んになったスポーツです。2人一組で協力し、勝負する楽しさを知ってもらいたい」と話し、今後、地域移行が進んできた際の受け皿になりたいとしている。
日高地方のソフトテニスの地域移行は印南町が先進しており、ジュニアチームだった印南STC(大野恵司代表)が中学生にも指導。生徒たちは中体連の大会にも「印南STC」として出場している。
ふれあいクラブの練習(1回100円)の参加申し込みなど、問い合わせは丸山さん℡090―3052―9869。