漢詩の句を表現した書を襖に張り合わせています

 御坊市松原通り、えんじ色ののれんが目印の「中村表具店」では、襖の張り替えを受け付けています。

 写真は、中国・唐の時代の詩人・劉希夷の漢詩「白頭を悲しむ翁に代わって」の句を表現した書を襖に張り合わせたもの。「年年歳歳花相似」「歳歳年年人不同」は、「花は年ごとに変わることなく咲くが、人の境遇は年ごとに変化していく」という意味合いで、自然が変わらないのに対して、人の世ははかなく移りやすいことを例えています。

 書以外にも絵など和紙素材に書かれたもの、着物の裂地なども襖に張ることができるので、詳細は気軽に問い合わせください。自分らしい粋な空間を演出してはいかがでしょう。見積り無料。

 「思い描くイメージなどご希望がありましたら、何でもお申し付けください」。

 同店では掛け軸や屏風の新調のほか、仕立て直しも受付中。もちろん障子の張り替えもお任せ。フェイスブックやインスタグラム(中村表具店で検索)でも情報を発信しています。