支柱の折れた部分を確認する御坊署員

 御坊市島の市道沿いにある一旦停止の道路標識が19日、支柱の根元が折れ、倒れているのが見つかった。

 現場は島会館北約100㍍、18㍍道路を西に入った市道交差点。道路標識は根元の部分の塗装が剥げてさびており、最近は強風でぐらつく危険な状態だった。近くのカーブミラーも根元がさび、固定しているコンクリートの一部が破損。付近住民によると、このルートは犬の散歩道になっており、支柱に犬が小便をかける姿をたびたび目撃、腐食が早まっているのではないかという。

 実はこういったケースは全国的にも問題となっており、三重県鈴鹿市では信号機の支柱が倒壊し、「イヌの尿に含まれる塩分などの原因で腐食が早まった」との調査報告も。中には行政が支柱に小便をかけないよう注意を呼びかけたり、飼い主が持参したペットボトルの水で支柱を流したりすることもある。

 住民から連絡を受けた御坊警察署はすぐに倒壊した道路標識を回収、近く新しい標識を立てるとし、カーブミラーを管理する市も対応を検討する。