まんじゅうのような石を手に赤松さん

 御坊市塩屋町北塩屋の赤松香苗さん(68)は趣味でまんじゅうのような形の石を拾い集めており、中にはぎっしりとあんこがつまったような石もあり、近所の人らの話題となっている。

 知人の阪本尚生さん(68)=北塩屋=が今年2月に拾った石を見せてもらってから興味を持った。毎朝近くの畑へ行く途中、道に落ちている石を拾って割ってみたところ、石の中に別の種類の石がまんじゅうのように入っていてびっくり。形の悪いものもたくさんあるが、薄皮の中にあんこのようにきれいに入っていて、思わず食べてしまいたくなるようなものも。近所の人も「こんな石は初めて見た」と驚いているという。

 阪本さんが知人の専門家に見てもらったところ、「ジュラ紀の石か四万十由来の砂岩のよう」との見解だが、詳しくは分かっていない。赤松さんは「新聞を通じて石に詳しい人に知ってもらって、この石の正体をぜひ教えてほしいです」と話している。