水越峠バイパス、小学校移転などを訴える山名候補

 由良町長選挙が16日告示され、現職山名実氏(67)=吹井・1期目=が立候補した。正午現在、他の立候補はなく、午後5時までに現れなければ無投票当選となる。

 山名候補は網代の後援会事務所で出陣式を行い、地元支援者をはじめ、岸本周平知事、日高郡選出の3県議、日高地方6市町の首長や議員、広川町、有田川町、高野町、かつらぎ町など県内各地の首長ら200人(主催者発表)が集まった。後援会の洲﨑忠司会長は「2期目も継続して、もっと由良町をよくしていきましょう」と呼びかけ、岸本知事は「力強いリーダーシップで2期目も町政を引っ張ってくれることに期待したい」、冨安民浩県議、県町村会長の岡本章九度山町長、日高郡町村会長の久留米啓史日高川町長、玉置一郎由良町議会議長、山名候補の長男で岡山県総社市議会議員の正晃さんも2期目への期待を寄せた。

 山名候補は1期目、コロナ禍の中で町民や役場職員の協力を受けながら、意見箱を設置したり地区懇談会を開いたりするなど、住民目線の町政を進めてきたことを報告。2期目に向けては畑地区の国道42号の歩道整備、水越峠のバイパスの推進、小学校の高台移転、小中学校の給食費無償化、自主防災会と消防団の連携による防災力向上、高齢者福祉向上、漁業・農業の振興などに取り組みたいと決意。「町民の方々が安心安全に暮らせる町のため4年間一生懸命取り組んできました。まだまだお役に立ちたいと思います」と述べ、支持者に見送られながら選挙カーで出発した。