岸本周平知事は11日会見し、今年5月に韓国から白浜町の熊野白浜リゾート空港へ国際チャーター便が運航することを発表した。

 同空港では2021年11月に国際ターミナルが建設され、昨年夏には日越外交関係樹立50周年記念としてベトナムから初のチャーター便が運航。今年2月には韓国から4往復のチャーター便が運航し、利用者から好評となったため、今回は5月6・9・12・15・18・21日の日程で6往復便を予定。主催旅行者は韓進観光、航空会社は大韓航空で、いずれも前回と同じ。146人乗りの飛行機で、それぞれ県内外を巡る3泊4日のツアーを組んでいる。空港ロビーでは地元ゆるキャラなどが歓迎する。

 岸本知事は「その次も来てもらうよう大韓航空らに相談し、冬にはアウトバウンドで和歌山から韓国に観光客を送り込むことも考えている。チャーター便を飛ばして空港の利活用が一層進めば、口コミでよい循環も生まれるので、いろんな地域から飛ばしていただきたい」と期待した。

 県では現在延長2000㍍となっている空港の滑走路を2500㍍に延長しようと、今年度に調査、分析を行う予定。滑走路の延伸で一層の国際便誘致につなげる。