英霊の冥福を祈って焼香する参列者

 日高郡遺族連合会(杉本正博会長)は7日、日高川町鐘巻の道成寺で第68回郡戦没者合同追悼法要を行い、遺族や郡内の首長ら約150人が参列。英霊3400余柱の冥福と恒久平和へ祈りをささげた。

 杉本会長が主催者追悼の言葉で「先の大戦で家族の安泰を案じつつ尊い命を捧げられた。戦後79年が経過しようとし、遺児の平均年齢も80歳を超えようとしているが、戦争の悲惨さを風化させないように、私たちの後継者を育てていきます」と誓った。

 法要のあとは同寺で第65回日高郡戦没者遺族大会が開催され、▽総理、閣僚等の靖国神社参拝の定着をはかること▽国立の戦没者追悼施設新設構想を断固阻止すること――など4項目を決議した。