旅の話やポイントを紹介するトラオレさん㊧と岡本さん

 美浜町和田地内、入山の古民家カフェ「しいざきのおうち」で1日、イベントの「世界を渡るコミュニケーション:旅と生活から学ぶお話し会」が開かれた。

 アメリカのボストン留学後、数カ国で生活していた岡本まさきさん(日高町)、世界を旅したトラオレ美菜子さん(御坊市)がそれぞれ経験談を楽しく披露。トラオレさんはタイを訪れたとき自分が人の輪に入れないなか、英語を話せないスペインの人が大勢とはしゃいでいたことや、英語が通じないウズベキスタンでホームステイしたことから、「シャイは損だと気づきました。言葉が通じなくてもコミュニケーションはできる。何とかして伝えようとすると、周りは分かろうとしてくれるし、恥ずかしさを取り除けばコミュニケーションは成り立つ。世界にはいろんな人や文化がある。『英語が話せないので無理』という自分の中のハードルを下げてみて」と呼びかけた。

 岡本さんはリサーチと情報収集が大事としたうえで、「行きやすそうな国と面白そうな国」を地図を広げて紹介。「言葉」「チケット購入」「空港」「宿の確保」「現地での移動」「コミュニケーションアプリ」といった旅のポイントをアドバイスし、参加した地元30~60代の男女からはそれぞれ「日高地方にはベトナムの方が多く来られているのでコミュニケーションをとりたい」「アイルランドの友達のところへ行くためアプリで勉強しています」「民泊で外国人を受け入れてみたい」などの声が聞かれた。