第21回全国スポーツ少年団バレーボール交流大会が29日から31日まで、宮城県セキスイハイムスーパーアリーナなどで開催され、男子の部で南部バレーボールスポーツ少年団が県勢で初めてとなるブロック優勝を成し遂げた。南部は持ち味の高さと速さを生かした高い攻撃力と粘り強いレシーブ力を大舞台でもいかんなく発揮した。女子の部でも日高VBCがブロック3位と健闘するなど、日高地方勢が全国の舞台で躍動した。
男子の部は全国各ブロック予選を勝ち抜いた10チームが参加。全国1位を決めるのではなく、5チームずつ2ブロックに分かれてそれぞれ優勝を争った。南部は初日に2勝(既報)すると、2日目は九州代表の廣瀬西(宮城)を2―0(21―6、21―17)、最終戦は関東代表のSWAT(群馬)を2―0(21―6、21―14)で下し、4戦全勝。すべてストレート勝ちだった。南部の石上貴一代表は「第1試合で優勝候補の川崎(宮城)にリードを許しながら粘りに粘って逆転勝利できたことが大きかった。大型アタッカー2人とセンターの速攻、セッターの速いトス回し、レシーブにサーブ、ブロックとすべてにおいて南部らしい戦いができた」と選手をたたえ、「本番まで一緒に練習した南部女子、日高女子、中学や高校生のOBたちのおかげ」と感謝した。
女子は各都道府県代表の48チームが参加。3チームずつに分かれて1次予選、2日目に2次予選、最終日に16チームが4ブロックに分かれてそれぞれ優勝を争った。
2年連続出場の日高は初日2勝(既報)して1位通過し、2日目は伯太(島根)を2―0(21―16、21―13)、玉穂(山梨)を2―0(21―13、21―11)で下し、16チームしか残れない最終日のトーナメントに進出。初戦のブロック準決勝で飯原ウイング(福岡)に0―2(11―21、12―21)で敗れたが、堂々の3位入賞となった。﨑山忠士監督は「2年連続で最終日に残れ、6年生9人が中心となって最後まで日高らしいバレーをしてくれた。本当によく頑張ってくれました」と話した。
南部男子、日高女子のメンバーは次の皆さん。
南部=生駒明広(監督)、濱口雅文(コーチ)、石上貴一(マネジャー)、濱口蒼大、竹中龍星、大井悠跳、木下涼太郎、米澤奏汰郎、岩﨑寛太、大井飛慧、藤山悠斗、松尾奏亮、後藤大和、火縄侑生、立野柚希、溝脇那煌、大井瑛翔、木下郁弥▽日高=﨑山忠士(監督)、山本美紀(コーチ)、阪本夕子(マネジャー)、初井優亜、西岡咲歩、石神咲歩、小藪那智、阪本真央、北山結菜、栗山璃子、猪原羽友莉、芝乃愛、岡優芽、古座紅花、山本天彩、木村望愛、福田紅梅、酒井弥音、岡陽咲、石神朱理、古座碧花